
グローバル化が進む現代において、USCPA(米国公認会計士)の資格を活かして海外で働きたいと考える人々が増加しています。
特に近年では、リモートワークの普及により働き方の選択肢が大幅に広がり、日本にいながら海外企業で働いたり、海外に移住してフリーランスとして活動したりする人も珍しくありません。
しかし、実際にUSCPAの資格を取得しても、海外就職の現実は想像以上に厳しいのが現状です。
特にアメリカでの就職については、就労ビザの取得が極めて困難になっており、10年前と比べて状況は大きく変化しています。
一方で、アジア諸国やヨーロッパなど、アメリカ以外の地域では依然として日本人USCPAへの需要が高く、適切な戦略を立てれば海外就職の可能性は十分にあります。
本記事では、USCPA取得者が海外で働くための具体的な方法、各国の就労ビザ事情、実際の体験談、そして効率的なUSCPA取得方法まで、包括的に解説していきます。
あなたの海外就職・移住の夢を現実にするための情報が、きっと見つかるはずです。

USCPAとしてアメリカで働く現実
アメリカの会計事務所での業務内容
アメリカの会計事務所でUSCPAとして働く場合、実務に直接関わる機会が多いのが特徴です。
これは、人件費の高いアメリカにおいて、日本人スタッフにも現場の実務を担当してもらう必要があるためです。
具体的な業務内容としては、以下のようなものが挙げられます。
| 業務分野 | 具体的な業務内容 | 必要なスキル |
|---|---|---|
| 監査業務 | 実地棚卸の立ち合い、監査調書の作成、クライアントとの打ち合わせ | 監査手続きの理解、英語でのコミュニケーション能力 |
| 税務業務 | 法人税申告書の作成、個人確定申告のサポート、税務相談 | 米国税法の知識、税務ソフトウェアの操作 |
| 会計業務 | 月次決算の作成、連結財務諸表の作成、会計システムの導入支援 | US GAAP(米国会計基準)の深い理解 |
特に日系企業を顧客に持つ中小規模の会計事務所では、事務所内における日本人の比率が高く、日本語でのコミュニケーションも頻繁に行われます。
これは、日系企業が現地での会計・税務処理において、日本の商慣習や文化を理解したスタッフを求めているためです。
一方、Big4などの大手監査法人では、**「Japan Desk」や「Japan Practice」**といった日本企業専門のセクションが設けられています。
ここでは主に日系企業の窓口業務やコーディネーション業務を担当し、実務への関わりは限定的になる場合があります。
ただし、監査や税務の実務部隊に配属されるUSCPAも多数存在し、キャリアパスは配属先により大きく異なるのが実情です。
現地採用と日本からの海外駐在の違い
USCPA取得者がアメリカで働く方法は、大きく分けて**「現地採用」と「日本からの海外駐在」**の2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、キャリア戦略によって選択すべき道が変わってきます。
現地採用の場合、雇用主は現地法人となり、現地の法規制に準拠した雇用契約を結ぶことになります。
これは日本における被保険者資格を喪失することを意味し、生活基盤を完全にアメリカに移すことが前提となります。
現地採用のメリットとしては、長期的な滞在が可能であり、現地での永住権取得を目指すことができる点が挙げられます。
また、現地の給与水準で報酬を受け取るため、生活費とのバランスが取りやすいのも特徴です。
一方、海外駐在の場合は、雇用主が日本国内の企業であり、海外現地法人への出向という形になります。
この場合、日本での被保険者資格が維持され、駐在手当や住宅手当などの優遇措置を受けることができます。
ただし、駐在期間は通常3~5年と限定されており、期間終了後は日本への帰国が原則となります。
就労ビザの壁
アメリカでの就職において最大の障壁となるのが、就労ビザ取得の困難さです。
特にH-1Bビザ(専門職ビザ)の取得は年々厳しくなっており、2023年度の状況は以下の通りです。
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 年間上限枠数 | 65,000件 | マスター枠20,000件は別枠 |
| 2023年度申請数 | 480,000件以上 | 過去最高の申請数 |
| 当選率 | 約17%(6人に1人) | 2017年時点では3~4人に1人 |
H-1Bビザの申請には、学位と職務内容の一致が必要であり、例えば外国語学部出身者が会計の仕事に就くことは原則として認められません。
学位が異なる場合や短大卒の場合は、その専門分野での最低6年間の実務経験が求められます。
さらに深刻なのは、仮にビザスポンサー(就業先)が見つかったとしても、コンピュータによる抽選で当選しなければビザが発給されないことです。
これは運に左右される要素が大きく、どれだけ優秀な人材であっても確実にビザを取得できる保証はありません。
トランプ政権時代の移民政策の影響もあり、現在もこの抽選方式は続いており、企業側もリスクを考慮してビザ保有者を優先的に採用する傾向にあります。
会計知識を持った日本人の需要
アメリカ現地の小規模~中規模の会計事務所においては、会計知識及び経験を備えた日本人の需要が非常に高いのが現状です。
これは、日系企業のアメリカ進出に伴い、日本の商慣習や文化を理解した会計スタッフが求められているためです。
現地の転職エージェントや事務所を運営している公認会計士・USCPAからの情報によると、適切なスキルを持った日本人の採用が困難な状況が続いています。
その結果、以下のような対応を取る事務所も少なくありません。
| 対応策 | 詳細内容 | 背景 |
|---|---|---|
| 高額報酬での採用 | 市場価格を上回る給与でビザ保有者を採用 | 適格な人材の不足 |
| 業務のアウトソーシング | 他国への業務委託 | 現地採用の困難さ |
| 採用活動の断念 | 人員増強の計画を先送り | コスト対効果の問題 |
しかしながら、H-1Bビザ取得の困難さと運不運に左右される状況から、ビザを保有していない人材にスポンサーシップを提供する事務所は年々減少しています。
2023年の低い当選率を考慮すると、この傾向はさらに強まると予想されます。
インターンの可能性
アメリカの会計事務所で実務経験を積む現実的な選択肢として、J-1ビザによるインターンプログラムがあります。
このプログラムは、過去にアメリカでの就労を希望するUSCPA(学習中の方含む)の多くが選択してきた道です。
J-1ビザの特徴は以下の通りです。
| 特徴 | 詳細 | メリット・注意点 |
|---|---|---|
| 取得難易度 | 他の労働ビザより容易 | 雇用主が見つかれば取得可能性が高い |
| 期間制限 | 最長18ヶ月 | 延長は不可能 |
| 手続き費用 | 比較的低額 | 企業・個人双方の負担が軽い |
| 2年ルール | 2年間の国外居住義務 | 他ビザ申請前の制約(回避方法あり) |
J-1ビザの最大のメリットは取得のしやすさにありますが、期間が限定されていることが大きな制約となります。
18ヶ月以上アメリカに滞在して働くためには、H-1B等への切り替えが必要ですが、前述の通り抽選による当選が必要です。
また、J-1ビザには**「2年ルール」**という制約があり、ビザ終了後2年以上アメリカ国外で生活しない限り、他のビザ申請ができない場合があります。
ただし、この制約を回避する方法も存在するため、詳細は専門家に相談することをお勧めします。
年齢的な制約も考慮すべき要因です。
J-1ビザ自体に年齢制限はないものの、インターンや研修生という性質上、30代までが現実的な年齢ラインとされています。
そのため、20代の若い方には推奨しやすいが、30代以降はリスクが大きいというのが実情です。
日本採用後のアメリカ駐在ルート
現地採用以外でアメリカでの勤務を実現する方法として、**「日本で採用され、その後アメリカ駐在」**というパターンがあります。
この場合、Lビザ(企業内転勤者ビザ)やEビザ(貿易駐在員・投資家ビザ)などが利用され、日系グローバル企業であれば比較的容易に取得可能です。
このルートは以下の3つのパターンに分類されます。
日系グローバル企業からアメリカへのパターンでは、アメリカで勤務している日本人の多くがこの形で赴任しています。
ただし、転職で実現しようとすると難易度が高く、入社して短期間でアメリカ勤務という求人はほぼ存在しません。
実際にアメリカ駐在を前提とした経理財務系の求人は存在しますが、管理職レベルかつアメリカ駐在経験を持つハイスペック人材を求めるものが大半です。
中長期で考えた場合でも、海外駐在の配属先は確定しておらず、他の国や地域への赴任の可能性もあります。
外資系企業(米系)からアメリカへのパターンでは、短期のトレーニングや出張ベースでの渡米機会はあるものの、米国本社での長期勤務の可能性は低いのが現実です。
最も現実的なのは監査法人や税理士法人、FAS等の大手ファームからのルートです。
日本のBig4等のグローバルファームでは、本人の希望がない限り他国への(半)強制的な派遣はなく、アメリカ勤務を明確に希望できます。
アメリカ勤務は人気が高く競争率も高いですが、良いパフォーマンスを上げることと、グローバルモビリティを担当するパートナーとの良好な関係構築が重要な要素となります。
USCPA取得者が移住して働く方法

日本国内企業でのリモートワーク
近年のリモートワーク普及により、USCPA取得者の働き方の選択肢が大幅に拡大しています。
日本のフルリモート対応企業に就職することで、以下のような働き方が可能になりました。
フルリモート可の国内企業では、日本国内の好きな場所で働くことができ、自分に合った環境で業務に集中できるのがメリットです。
地方移住を希望する人や、都市部の高い生活費を避けたい人にとって、魅力的な選択肢となっています。
さらに注目すべきは、海外に移住して日本企業でリモートワークするという新しい働き方です。
| 働き方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 国内リモート | 住む場所の自由度、通勤ストレス軽減 | 孤立感、コミュニケーション不足のリスク |
| 海外リモート | 海外生活と日本の仕事の両立 | 時差対応、税務・ビザ手続きの複雑さ |
| ハイブリッド | リモートと出社の組み合わせ | 移住先からの定期的な帰国が必要 |
ただし、海外からの日本企業でのリモートワークには時差への対応が必要です。
アメリカからの場合、日本とのミーティングが現地時間の深夜や早朝に行われることも多く、柔軟な働き方への適応が求められます。
また、税務上の取り扱いや就労ビザの要件についても事前に確認が必要であり、専門家への相談をお勧めします。
USCPA取得者にとって、このリモートワークという選択肢は海外生活への第一歩として位置づけることができ、将来的な完全移住への準備期間としても活用できます。
海外移住と現地企業での就職
USCPA資格を活かした海外移住と現地就職には、日系企業の現地法人と外資系企業という2つの主要な選択肢があります。
日系企業の現地法人での直接採用は、実は意外に多い海外移住パターンとなっています。
日系現地法人では、日本的なカルチャーが重視される場合が多く、これまで日系企業に勤めていた場合には親和性が高い環境です。
しかし、現地採用の場合、報酬が現地通貨・物価ベースとなるため、給与水準、健康保険の有無、家賃補助などの待遇面で日本からの駐在員との差が生じます。
現地法人の採用においては、国によって会計基準が異なるため、現地ルールへの順応意思と適応力が主なポイントになります。
したがって、USCPAの合格を入場券として活用し、現地に飛び込む覚悟が特に最初は必要です。
海外の外資系企業への現地採用では、相当の英語力やカルチャー対応力が求められます。
実際に外資系企業で働いている日本人USCPAの多くは、帰国子女レベルの語学力を持ち、英語でのコミュニケーションに全く問題がないレベルです。
また、海外の日系企業現地法人で経験を積んだ後、同じ国で外資系企業に転職するというキャリアパスも存在しています。
この場合、日系の転職エージェントが外資系企業の求人も紹介してくれるため、複数の選択肢を並行して検討することが可能です。
おすすめの海外移住先
相互承認協定を結んでいる国
USCPA資格の価値を最大限に活かせるのは、国際相互承認協定(MRA)を結んでいる国です。
2023年4月現在、相互承認協定を結んでいる国と地域は以下の通りです。
| 国・地域 | 特徴 | 追加要件 |
|---|---|---|
| カナダ | 英語圏、生活水準が高い | 追加研修・試験が必要 |
| メキシコ | 成長市場、日系企業進出増加 | スペイン語能力があると有利 |
| 南アフリカ | 英語圏、時差が少ない | 治安面での注意が必要 |
| オーストラリア | 英語圏、生活環境良好 | 就労ビザ取得の競争激化 |
| ニュージーランド | 英語圏、自然環境豊か | 人口が少なく求人が限定的 |
| アイルランド | EU圏、英語圏 | EU域内での働く権利獲得 |
| スコットランド | 英語圏、教育水準高い | 気候への適応が必要 |
これらの国では、必要な研修等を受けることで現地の公認会計士と同じ業務を行うことができます。
ただし、国によっては就労ビザの取得が困難な場合もあるため、事前の詳細な調査が必要です。
オーストラリアは従来、移民に対してオープンな姿勢を取っていましたが、数年前から移民政策を転換し、移民制限の方針にシフトしています。
一方、カナダは比較的移民に対して寛容な政策を維持しており、特に専門職に対する需要が高い状況が続いています。
シンガポール、香港、タイ、インド、フィリピンなど
相互承認協定以外の国でも、USCPA取得者にとって魅力的な移住先は数多く存在します。
シンガポールは、東南アジアの中で日本人の海外就職先として人気の高い国です。
以前はUSCPAの相互承認協定を結んでいましたが、2016年に協定から外れています。
シンガポールでの就労には以下のビザが必要です。
| ピザタイプ | 最低給与要件 | 学歴要件 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| EP | 月額5,000SGD以上(金融は5,500SGD) | 主に大卒以上 | 取得困難だが制限少ない |
| S Pass | 月額3,000SGD以上(金融は3,500SGD) | 専門・短大卒以上 | EPより取得しやすい |
| Tech.Pass | 年収25,000SGD以上 | 技術系専門職 | 新設された技術者向け |
2022年9月以降、シンガポールでは外国人受入ポリシーが厳格化されており、就労ビザの取得は以前より困難になっています。
香港では主に英語でコミュニケーションを取るため、ビジネス英語に精通しているUSCPA取得者にとって働きやすい環境です。
2022年12月31日に相互承認協定から外れましたが、依然として日系企業の需要は高い状況です。
タイには日系企業が5,800社以上進出しており、日本人雇用の需要が非常に多い市場です。
労働許可証の主な取得条件は以下の通りです。
- 1カ月5万バーツ以上の所得(日本人の場合)
- 会社に日本人1人につき200万バーツ以上の資本金
- 日本人1人につき4人以上のタイ人を雇用
インドは基本的に、就職先企業のサポートがあれば就労ビザが発行されやすい国です。
ビジネスでは主に英語が使われ、USCPA取得者にとって働きやすい環境が整っています。
フィリピンはビジネスで主に英語を使用し、会計基準が国際財務報告基準とほぼ同じであるため、USCPA取得で得た知識を活かしやすい環境です。
海外移住先選びのポイント

USCPAを活かせる環境
海外移住先を選ぶ際、USCPA資格が真に活かせる環境かどうかを慎重に判断する必要があります。
最も重要なのは、移住先での公認会計士としての業務の可能性です。
国際相互承認協定を結んだ国であれば、追加の研修や試験を経て現地の公認会計士として活動することができます。
また、その国の公用語や主要なビジネス言語も重要な判断基準です。
英語圏であれば、USCPA取得で身につけたビジネス英語を直接活用できます。
英語圏でない国でも、ビジネス現場で主に英語が使われている国は多く存在します。
求人市場でのUSCPA取得者に対する需要も事前に調査すべき重要なポイントです。
| 評価項目 | 確認方法 | 重要度 |
|---|---|---|
| 現地での資格活用可能性 | 相互承認協定の有無、現地資格取得要件 | 最高 |
| 使用言語 | 公用語、ビジネス言語の確認 | 高い |
| 求人需要 | 転職サイト、現地エージェントでの情報収集 | 高い |
| 日系企業の進出状況 | 現地日本商工会議所等の情報 | 中程度 |
日系企業の進出状況も判断材料の一つです。
日系企業が多く進出している国では、日本の商慣習や文化を理解したUSCPAへの需要が高い傾向にあります。
就労ビザの取得難易度
海外移住を成功させるために、就労ビザの取得難易度は最も重要な検討要素です。
どれだけ魅力的な求人があっても、ビザが取得できなければ移住は実現しません。
ビザ取得の条件や手続き、所要時間、費用は国によって大きく異なります。
学歴・実務経験・年齢制限・給与月額などが取得条件になっている国も多く、事前の詳細な確認が不可欠です。
今回紹介した国の中では、フィリピンやタイは比較的就労ビザが取りやすい国とされています。
一方、シンガポールやオーストラリアは年々厳格化が進んでおり、取得難易度が上がっています。
| 難易度レベル | 対象国別 | 特徴 |
|---|---|---|
| 比較的容易 | フィリピン、タイ、インド | 企業サポートがあれば取得可能 |
| 中程度 | 香港、マレーシア | 一定の条件クリアが必要 |
| 困難 | シンガポール、オーストラリア | 厳格な審査、高い競争率 |
ただし、ビザの発給条件や取得のハードルは時期によっても変化するため、最新の情報を必ず確認することが重要です。
各国の移民局や日本領事館のウェブサイト、現地の日系転職エージェントなどから最新情報を収集することをお勧めします。
生活環境との適合性
海外移住では、生活環境が自分に合っているかどうかが長期的な成功を左右します。
言語・通貨・生活習慣・物価・治安・衛生環境・気候・食べ物など、日本とは大きく異なる環境への適応が必要です。
特に生活にかかる費用については、日本での生活を想定していると大きく異なる場合があります。
住居費、食費、交通費、医療費、教育費(家族がいる場合)などを総合的に検討し、現地での給与水準との比較を行うことが重要です。
治安については、同じ国でも地域によって大きく異なるため、居住予定地域の詳細な情報収集が必要です。
日本人コミュニティの有無、医療機関の充実度、日本食材の入手可能性なども、生活の質に直結する重要な要素です。
| 検討項目 | 確認ポイント | 情報収集方法 |
|---|---|---|
| 生活費 | 住居費、食費、交通費の水準 | 現地不動産サイト、生活情報サイト |
| 治安 | 犯罪発生率、地域差 | 外務省安全情報、現地日本人会 |
| 医療 | 医療水準、保険制度 | 現地医療機関、保険会社情報 |
| 教育 | 日本人学校、インターナショナルスクール | 各校のウェブサイト、学費情報 |
気候や食文化への適応も見落としがちですが重要な要素です。
極端に暑い地域や寒い地域、日本とは大きく異なる食文化の国では、ストレスを感じる可能性もあります。
可能であれば、移住前に短期滞在や視察旅行を行い、実際の生活環境を体験することをお勧めします。
USCPA取得者の海外就職・移住体験談

アメリカでの就職経験者の声
実際にUSCPA取得後、アメリカで会計士として働いている大谷雄さんの体験談をご紹介します。
会計基準の国際化・一元化という流れを聞き、自身の将来のキャリアをそこに賭けてみたいと考えたことがUSCPA取得のきっかけでした。
USCPAの勉強を進めていく中で、実際にアメリカで会計士として働きたいという思いが強くなったそうです。
大谷さんの場合、仕事柄海外の事務所と頻繁に連絡を取り合う機会があり、日本に出張してくるアメリカの会計士の方々と直接会う機会も多くありました。
その中で、アメリカで会計士として働きたいという夢がより一層強まったと述べています。
| 成功要因 | 具体的な内容 | 学べるポイント |
|---|---|---|
| 明確な目標設定 | アメリカでの会計士としての勤務を具体的にイメージ | 勉強のモチベーション維持に重要 |
| ネットワーキング | 海外事務所との業務を通じた人脈構築 | 就職活動での有利性 |
| 実務経験の積み重ね | 日本での実務経験を活かした転職活動 | 現地企業での即戦力アピール |
大谷さんは実際にUSCPAを取得した後、大手監査法人のニューヨーク事務所で会計士として勤務しています。
特に重要なのは、合格後のキャリアを具体的にイメージすることで、勉強のモチベーションが維持できたという点です。
この体験談から学べるのは、早めに希望する海外渡航先や職業、仕事内容などを決めて具体的に思い描くことの重要性です。
USCPA試験の勉強を積極的に進めていくためにも、将来のビジョンを明確に持つことが成功の鍵となります。
海外移住組の体験談
アジア地域での現地採用として成功している複数のUSCPA取得者からの体験談をまとめました。
タイのバンコクで米国企業のシニアアカウンタントとして働いている方の事例では、現地採用での就職活動の実際が語られています。
最初は英語力や現地文化への適応に不安を感じていましたが、USCPAの資格が入場券として大きな役割を果たしたそうです。
面接では、USGAAPの知識や英文財務諸表の作成経験が高く評価され、語学力の不足を専門知識でカバーできたと述べています。
シンガポールの日系金融機関に転職した方の事例では、段階的なキャリア構築の重要性が強調されています。
最初は日本の外資系企業で経験を積み、その後シンガポールの日系企業に転職、最終的に現地の外資系企業に移るというステップアップ戦略を実践しました。
| 移住先 | 職種 | 成功要因 | 課題・学び |
|---|---|---|---|
| タイ・バンコク | 米国企業シニアアカウンタント | USCPA資格、現地への飛び込む覚悟 | 言語・文化適応に時間が必要 |
| シンガポール | 金融機関会計職 | 段階的キャリア構築、戦略的転職 | ビザ取得の厳格化への対応 |
| フィリピン・マニラ | 日系企業CFO | 英語力、マネジメント経験 | 生活環境への適応 |
フィリピンのマニラで日系企業のCFOとして働いている方は、英語でのコミュニケーション能力とマネジメント経験が決め手となったそうです。
フィリピンでは英語が公用語として使われているため、USCPAの勉強で身につけた英語力が直接活かせる環境でした。
ただし、生活環境への適応には時間がかかり、特に医療や教育の質について事前の情報収集の重要性を強調しています。
共通して言えるのは、USCPAの資格は確実に海外就職の可能性を広げるものの、現地に飛び込む覚悟と適応力が成功の鍵となることです。
また、中長期的なキャリアプランを持ち、段階的にスキルアップしていくことの重要性も、多くの体験談で語られています。

USCPAを活かしたキャリア戦略
海外就職やリモートワークを視野に入れる
USCPA取得を検討している方は、海外就職やリモートワークを視野に入れたキャリア戦略を立てることが重要です。
従来の日本国内での転職だけでなく、グローバルな視点でのキャリア構築を考えることで、可能性が大幅に広がります。
まず重要なのは、自分がどのような働き方を理想とするかを明確にすることです。
完全な海外移住を目指すのか、日本を拠点としながら海外プロジェクトに関わりたいのか、リモートワークで場所に縛られない働き方をしたいのかによって、取るべき戦略が変わってきます。
段階的なアプローチも効果的な戦略の一つです。
まず日本国内で外資系企業や海外展開している日系企業に転職し、海外との業務に慣れることから始める方法もあります。
| 段階 | 目標 | 具体的なアクション | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| 第1段階 | 海外業務の経験 | 外資系企業・日系グローバル企業への転職 | 1-2年 |
| 第2段階 | 語学力・専門性の向上 | 海外プロジェクト参加、追加資格取得 | 2-3年 |
| 第3段階 | 海外就職・移住の実現 | 現地採用・駐在制度の活用 | 3-5年 |
ネットワーキングの重要性も見逃せません。
海外で働いているUSCPA同士のコミュニティや、日本人会計士のグローバルネットワークに参加することで、貴重な情報や機会を得ることができます。
また、複数の選択肢を同時に準備することも重要な戦略です。
海外駐在、現地採用、リモートワークなど、様々な可能性を並行して検討し、機会が訪れた時に迅速に対応できる準備をしておくことが成功につながります。
USCPA取得のための学習方法
アビタスなどの専門校の活用
USCPA取得を目指す上で、専門校の活用は成功への最短ルートと言えます。
特にアビタス(Abitus)は日本におけるUSCPA教育のパイオニアとして、多くの合格者を輩出しています。
アビタスの最大の特徴は、日本語によるオリジナル教材で学習できることです。
これにより、複雑な会計概念や税務規定を効率よく理解することができ、学習時間の大幅な短縮が可能になります。
また、充実したサポート体制も大きなメリットです。
Webでの質問を無制限で受け付けており、疑問点を即座に解決できます。
合格者からマンツーマンで学習方法をカウンセリングしてもらうことも可能で、個人の状況に応じた最適な学習計画を立てることができます。
| サポート内容 | 詳細 | メリット |
|---|---|---|
| 日本語教材 | オリジナルの日本語テキスト・問題集 | 理解度向上、学習効率アップ |
| 質問サポート | Web質問無制限 | 疑問の即座解決 |
| カウンセリング | 合格者による学習指導 | 個別最適化された学習計画 |
| 受験サポート | 受験手続き・ライセンス申請支援 | 複雑な手続きの簡略化 |
| 転職サポート | キャリアコンサルティング | 合格後のキャリア構築支援 |
受験手続きやライセンス申請のサポートも重要なポイントです。
USCPA試験の受験手続きは複雑で、初心者には理解が困難な部分も多くあります。
アビタスでは、これらの煩雑な手続きを専門スタッフがサポートしてくれるため、学習に集中することができます。
さらに、転職サポートも提供されており、USCPA合格後のキャリア構築まで一貫してサポートを受けることができます。
海外就職を目指す方にとって、グローバル企業とのネットワークを持つアビタスのサポートは非常に価値があります。
無料説明会への参加
USCPA取得を検討している方は、まずアビタスの無料説明会に参加することを強くお勧めします。
説明会では、USCPA試験の概要、学習方法、キャリアパスについて詳細な説明を受けることができます。
特に海外就職を目指している方にとっては、実際の海外就職事例やキャリア戦略について具体的な情報を得ることができる貴重な機会です。
説明会参加のメリットは以下の通りです。
個別相談の機会では、自分の現在の状況や将来の目標について専門カウンセラーに相談することができます。
海外就職への具体的なロードマップや、必要な準備について個人に最適化されたアドバイスを受けることができます。
最新の試験情報についても、説明会で得ることができます。
USCPA試験は制度変更が頻繁に行われるため、最新の試験形式や傾向について正確な情報を把握することが重要です。
| 説明会の内容 | 得られる情報 | 活用方法 |
|---|---|---|
| 試験概要 | 試験科目、形式、スケジュール | 学習計画の立案 |
| 学習方法 | 効率的な勉強法、時間配分 | 自分に合った学習スタイルの確立 |
| キャリア事例 | 実際の合格者のキャリアパス | 具体的な目標設定 |
| 費用・制度 | 受講料、割引制度、給付金 | 予算計画の策定 |
受講料や割引制度についても詳細な説明があります。
教育訓練給付制度の活用方法や、各種割引制度について知ることで、費用負担を軽減しながらUSCPA取得を目指すことができます。
説明会はオンラインでも参加可能で、全国どこからでも参加することができます。
忙しい社会人の方でも、隙間時間を活用して情報収集することが可能です。
説明会参加は完全無料で、参加することによる義務は一切ありません。
USCPA取得に少しでも興味がある方は、まず情報収集から始めることをお勧めします。

まとめ
USCPA取得者の海外就職・リモートワーク事情について詳しく解説してきました。
アメリカでの就職は確かに困難になっているものの、適切な戦略と準備があれば決して不可能ではありません。
特に重要なのは、アメリカ以外の選択肢も視野に入れることです。
シンガポール、香港、タイ、インド、フィリピンなどのアジア諸国や、相互承認協定を結んでいる国々では、依然として日本人USCPAへの需要が高い状況が続いています。
リモートワークという新しい働き方も、海外生活と日本での仕事を両立させる魅力的な選択肢として注目されています。
時差への対応など課題はあるものの、場所に縛られない働き方を実現することで、従来では考えられなかった自由度の高いキャリアを築くことが可能です。
成功事例から学べる重要なポイントは、明確な目標設定と段階的なキャリア構築です。
いきなり海外移住を目指すのではなく、まず日本国内で海外業務に関わる経験を積み、語学力や専門性を向上させてから海外就職にチャレンジするという戦略的なアプローチが効果的です。
USCPA取得においては、アビタスなどの専門校の活用が成功への近道となります。
日本語教材による効率的な学習、充実したサポート体制、受験手続きのサポート、そして転職支援まで、一貫したサービスを受けることができます。
無料説明会への参加は、USCPA取得を検討している方にとって重要な第一歩です。
最新の試験情報、具体的なキャリア事例、個別相談の機会を通じて、自分に最適なキャリア戦略を立てることができます。
海外で働くという夢は、適切な準備と戦略があれば必ず実現可能です。
USCPA資格を武器に、グローバルな舞台で活躍する未来を目指して、まずは第一歩を踏み出してみてください。
あなたの挑戦を応援し、成功への道のりをサポートする体制が整っています。













